スリ（パク・ソニョン）は、幼いときに両親の離婚を経験、そのことでいつもさいびしい思いしていたが、その気持ちをいつしかバッグでまぎらすようになっていた。
貧しい環境で育ち、これっといった学歴も才能もないけど、いつか大好きなバッグを自分の手でデザインしてみたいという漠然とした夢を抱くスリに、母の突然の事故死が襲う。
唯一の家族である母を亡くしてしまったスリは、バッグのデザイナーになることを決心し、ソウル行きの汽車に乗るのだった。
ソウルの見慣れない風景にとまどいながらも、デザイナーへの夢に向かって一歩一歩、歩んで行くスリ。 ある日、バッグの展示会場を訪れたスリは、そこで、高校の同窓生ジン（キム・チェヨン）に再会する。 そして一緒にいたフン（イ・チャンフン）と出会う。
出会ってからしばらくして、フンの運転する車にひかれそうになったスリは、自分を心から心配してくれるフンのやさしさに触れ、徐々にひかれていく。
そんなスリが、ついに今までの努力が実らせ、デザインの公募に堂々と合格、バッグデザイナーとして、ジンと同じ会社に努めることになる。
そこで出会った会長の息子であるジュンヒ（アン・ジェモ）。なぜか二人は、偶然の出会いを重ねる。 スリは、ジュンヒが会長の息子であるのにも関わらず、自分と同じようにデザイン公募に応募し、一般の社員として入社したことを知って驚くのだった。一方、会社の後継者であるフンとの結婚を強く望んでいるジンは、フンとスリの距離が徐々に縮まってくると、スリを窮地に陥らせて会社から追い出す計略をたくらむ。