50話という長編ドラマの最後のセット収録日に、KBS別館、KBS2TV週末ドラマ「いとしのソヨン」（脚本ソ･ヒョンギョン、演出ユ･ヒョンギ）の俳優たちと制作陣は、ユ･ヒョンギ監督が最後にＯＫサインを出した瞬間に台本を一斉に投げた。

昨年9月15日に初放送され、猛暑と極寒の両方を経験した6ヵ月間、苦労を共にして情が深まった制作陣と俳優たちは、セット収録の最終日という残念さで胸が一杯だったのか、この日に限って全員がいつもより興奮して撮影に望んだ。

収録最後のシーンの撮影では、いつもはNGをあまりださないイ･ボヨン（イ･ソヨン役）までも失敗してNGを出し、チェ･ユニョン（チェ･ホジョン役）も口が回らずNGを連発した。

これを見守っていたチョン･ホジン（イ･サンジェ役）は『徹夜しよう』と笑いながら怒っていた。 続いてチェ･ユニョンのセリフを受けたパク･ヘジン（イ･サンウ役）さえもNGを出すと、チョン･ホジンは、夫婦は一心同体なのでNGも一緒に出すのかと冗談を言って、最後の録画に臨んだ俳優たちを笑わせ、和気あいあいとした雰囲気の中でも最後まで最善を尽くす姿を見せて、後輩たちの手本を示した。