キム･ハヌルは今年でデビュー20年目になる中堅俳優だが、彼女が一度も演じたことのない配役がある。

『私はずっと、劇中かわいくて愛らしくて、「君のことが好きだ」という言葉を聞くような役だけを演じてきました。でも、この映画では「君は悪魔のようだ」、「君のことを愛していなかった」というような言葉を聞く役なんです。そんな台詞を聞いて、実際に侮辱されたような気持になりました』と彼女は語った。

キム･ハヌルは昨年3月、1才年下のビジネスマンと結婚した。「女教師」撮影当時(2014年)、彼女は今の配偶者と熱愛中だった。

彼女は『私は撮影に入ると完全にキャラクターに入り込んでしまうタイプです。だから演技をしていない瞬間にも、よいコンディションを維持しなければならないんです。「女教師」の撮影当時、幸いにも私は恋愛している時期だったので感情のバランスが取れていたようです』と述べ、『様々な映画に出演したけれど、これほど私が注目を浴びた映画はなかったと思います。だから、いつにもまして気分がいいです。演技での変身を目標にしたことはないけれど、スクリーン上で私も知らなかった自分の姿を見て、新しい気持ちになりました。これからは、もっと様々なキャラクターに挑戦してみてもいいかなという自信が湧きました』と述べた。