映画「毒戦」は、アジアを支配する幽霊のような麻薬組織のボスを捕まえるのに必死な執念の刑事（チョ・ジヌン）と、薬物の製造工場での爆発事故で生き残った謎の男（リュ・ジュンヨル）、そして最後まで正体が不明の（チャ・スンウォン）などが出演した犯罪アクション物だ。故キム・ジュヒョクがカリスマ性あふれる人物として登場し、強烈な印象を残す。

イ・ヘヨン監督は 『「毒戦」に初めて出会った時、映画にしてみたいという程度の気持ちではなく、「毒戦」という映画そのものを夢見た。使っていなかった部分の脳を使って作り出すような作業だった』とシナリオのプロセスを紹介した。

休む暇なく展開される緊張感あふれるストーリーに『短時間に多くのキャラクターが登場する作品なので、人物を追って休みなく駆け抜けることが演出意図だった。胸がスッとする映像と音楽で観客が疲れないようにした』と付け加えた。